ベルト

 ずっとオカダカズチカがベルトを持っていて乗れなかった。二年間だからねえ。そのあいだ新日は潤いまくった。ゆえに神輿の上に乗せるのはオカダと決めてしまった。棚橋や柴田やケニーがどれだけいいレスリングをしても、金が入るほうを選んだというわけだった。で、つまらなくなっていた。

 先日の大阪大会でやっとベルトが移動。とはいえこれはあからさまにわかっていたこと。七月七日に新日はアメリカで興行を打つ。そのためにはベルトを持っているのは外国人のほうがいといい。今回の興行でIWGPヘビー、インターコンチネンタル、ネバー、USヘビー、IWGPヘビーのタッグとすべて外国人が持つことになった。ジュニアとジュニアタッグだけは日本人。そういう位置づけなのだろう。


 アメリカでの興行ではケニー・オメガコーディ・ローデス(ゴールダスト)がメーンのカード。インターコンチはクリス・ジェリコが持っている。現在、新日本プロレスのネット配信である新日本プロレスワールドは40%が外国人の加入者だそうだ。まあ、WWEを倒そうって言うのはいいけど、経営的戦略の側面からベルトの移動が読めてしまうのは面白くないわな。