軽井沢へ

 今年も国文学合宿の時期に。これで何年目なのだろう。そしていつまで続くのだろう。わからんけど、楽しいからいいか。

 メンバーはタカキ君、セオ君、トモちゃん、タカハシさん、トヨダさん、コンノ一家。そして、今回は初めてシミズ・ヒロハタ夫妻が。みんな元気でなにより。みんな偉くなってるんだよねえ。それにひきかえ、ぼくは水商売みたいなもんで……。

 そういえば、行きの新幹線に乗る前に、駅のそばでエビちゃんにばったり。みんなちゃんと働いてんだよね。偉いわー。いつのまにぼくらはこんなふうにちゃんと働く大人になったんだろう。
 映画館にも顔を出す。オオヤマさんとだらだらと話す。フクダさんも出てきた。
「エライ先生になっちゃって急がしそうじゃねン」とフクダさん。別に偉くもなってないし、忙しいのは自業自得だし。けど、傍目にはお偉くなっちまったとしか見えないのだろうか。ま、こんなふうに言ってくるあたり、さすがフクダさんというか。安っぽいドラマの端役のセリフじゃあるまいし。