『トロイメライ』

 島田虎之介の『トロイメライ』を読む。ああ、最後のAの音によるシンクロニシティはすばらしい。

 ただいま充電中。漏電じゃないかと自分を疑うが。

 ツイッター飽きた。始めた当時はもっと自由につぶやけたのになあ。それが最近は公の発言としてとられてしまうわけで。つぶやきというくらいなんだから、もっとプライベートなものをつぶやきたかったよ。
 そもそもあまり横のつながりを欲しない人間でもあるから、飽きたのかな。そうそう。人脈という言葉が本当に嫌いだった。人脈を持っているとちらつかせる人もいやだった。
「わたしがあいだに入って、話つないでやるよ」
 なんて臆面もなく言ってくる人にかぎって、たいした人物ではないのだった。だいいち必要だったら自分から話をつけるって。

ツイッターは自分が届かない憧れの人たちの言葉を聞けるからいい」
 なんてつぶやいている人もいる。でも、なんか違う気がしちゃうんだよなあ。リアルタイムで聞けるのはいいだろうけれど、耳を傾けるべき言葉はもっとたくさんほかにあるんじゃないだろうか。大学院のとき、キャバクラで働いている後輩がいて、その子が言っていた。
「お店にはお金持ってる社長さんとかよく来るの。やっぱ成功してる人だから含蓄ある言葉を聞けるわけ。馬鹿な大学生の話なんて聞けたもんじゃないっすよ」
 似ている気がしたんだ、ツイッター。エライ人の垂れ流しを聞いたからといって偉くなれるわけでもないだろうに。