『告白』

 うちの母が中古のソファーを買った。で、運んでもらうと五千円かかるという。そこでサクマさんに手伝ってもらった。サクマさんの軽ワゴンで運んでもらったのだ。国分寺から実家まで運んだんだけれど、いろいろとお店がつぶれているなあ。羽川の足銀のディスペンサーもなくなっていたし、かつてポスターを貼ってもらっていたガソリンスタンドもつぶれていた。ガソリンスタンドのおっちゃんは、SF映画が大好きだった。『スタートレック』も喜んできていたし、『ゴジラ』も好きだった。50代でそういった映画を見続けるバイタリティがよかった。好きなものに沿い続けるってけっこう難しいものよ。ぼくプロレス好きだけれど、離れていってしまう人、多いもの。

 おくればせながら『告白』を読んだ。ぼく、ダメだった……。同じ作者の『Nのために』を先に読んでいて、一人称多視点の供述形式で、そんなにピンとこなかったのだけれど、『告白』もそうだったのね。