ハシモト

 蝶野と船木が「週刊プロレス」で対談してるんだけど、これが久々に面白い蝶野がホストのインタビュー。ふたりはほぼ同期なので、新人時代の話がいい。寮に入った頃の話とか。

 そのなかで、橋本がらみの話は泣かせる。蝶野が柴田を引き合いに出しつつ、橋本のことを評する。
「たぶん周りのことを気にしてないんじゃなくて、気にしすぎてこうやったらみんな喜ぶんじゃないかってことで、ああいう行動に出ちゃってるところあるよ」

 橋本が亡くなったあとも、彼の武勇伝は尽きることなく出てくるからなあ。

 船木が橋本について、こう言う。
「ある意味、孤独だったのかな、と。いま思うと」
 蝶野が答える。
「孤独だったよ」
「まともに相手してなかったですもんね(笑) 後輩も含めて」と船木。

 先日書いた「Gスピリッツ」の大日本、小鹿社長のインタビューでも橋本が出てくる。新日本に大日本が上がり、対抗戦をやったとき、小鹿は橋本に手紙を書いたそうだ。田尻をよろしく、と。

 橋本みたいな、トンパチなレスラーはもう出てこないのかもな、と思ったり。