あしたのジョー

 幻冬舎の書き下ろしの、オビができた。中身はいままでと変わっていないけど、売りの文句はいままでまったくちがう。そう売りたいのでしょう。

 プライドが潰えて、総合格闘技がいまいち面白くなくなったのだが、いまはケージフォースが面白い。UFCと同じくオクタゴンを使い、肘を使っていいのだ。谷川も70キロ級くらいの総合をやっているけれど、みんなタレントかしている選手ばかり。その点、ケージフォースは無名に近いが、いま総合格闘技、いやMMAで最前線の技術がみられるのだ。

 選手があまりにタレント化すると、負けないような試合に走っちゃうけど、ケージフォースは選手層も厚く、まだまだ強さを求めてひたすらに闘うやつらがたくさんいる。そういう求道的なところも好き。たぶん、玄人好みといったもので終わっちゃうものかもしれないけれど、まだまだ楽しめそうだ。

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 いま毎週「あしたのジョー」を見るのがこれまた楽しみ。白木ジムのお嬢さんは、もしも実写版を作るとしたら、小雪がいいんじゃないかと。ま、ジョーを演じられる人がいないから困るけど。いまの日本の映画界だと、オダギリジョーあたりをキャスティングしそう。だが、ジョーってバンタム級なんだよねえ。実写化したら、ちっちゃい、ちっちゃい。