ぶって、ぶって

 そういえば、この前のツボタ賞のパーティーで、椰月さんの担当編集者さんは、美人さんだった。そっか、いるんだな、美人担当って。

 それから、この日いちばんの驚きは、民主党参院議員である姫井さんに、声をかけられて、名刺をもらったことだ。あの「姫の虎退治」の姫井議員。イトー君と寿司を食べていたら、いきなり声をかけられた。なんだこのおばちゃん、と思ったのだが、名刺をもらったら、姫井とある。その瞬間、どうしたって「ぶって、ぶって姫」のフレーズが頭をよぎる。きっといっしょに名刺をもらったイトー君もそのフレーズがよぎったことだろう。そっか、姫井議員って岡山選挙区だったんだもんね。岡山市主催の文学賞に来るのも道理ってことで。

 ま、ああいうとき、結局しらを切るしかないんだろうね。そして、あの人はきっとずっと名刺を渡すたびに「ぶって、ぶって」と思われているんだろうな、と想像して不憫になった。事実はよく知らないんだけど。

 それから、姫井議員いわく、児童書だか絵本だかを書いているとのこと。あのね、どうして芸能人や文化人は、行き詰ると児童書や絵本を描くのだろう。ネームバリューでそこそこ売れてしまうし、大ヒットしてしまうこともあるから、手を伸ばすのかもしれないが、なんかバカにしているよね。ちゃんと伝えたいこともないのに、書くなって。奥菜恵も「小茉莉」だかなんだかのペンネームで詩作するとのこと。よーわからんわー。