『愛おしき隣人』

 ロイ・アンダーソン監督の『愛おしき隣人』を観る。これはきびしい。ついていない人たちの群像劇なんだけど、笑えないんだよね。個人の笑いのセンスの問題か、はたまたスウェーデンの笑いって独特なのか。あまりに不幸な展開にユーモアを感じてしまうことはあるけど、それを映画として消化できていないというか。

 ま、笑いって難しいもんね。最近乱発気味のお笑い番組を見ていると、くすりとも笑えないときがあるんだ。子供がすぐマネできるようなもんで、笑えないんだよ……。