『犬のしっぽを撫でながら』

 小川洋子さんのエッセイ集『犬のしっぽを撫でながら』。内田百けんの『ノラや』を読んで思ったのだが、作家のエッセイはいいよねえ。『ノラや』はエッセイなのかどうかカテゴライズしかねるけど。

 ぼくは本を読んでいないと文が書けないタイプらしい。好きなもので頭をいっぱいにしないと前に進まないらしい。好きな音楽、好きな映画。まあ、そういうのも書くための環境づくりの一環なんだろうな。