『四十日と四十夜のメルヘン』

 青木淳伍さんの『四十日と四十夜のメルヘン』読みました。久々にガリガリのナウな純文。面白かった。特に二話目の「クレーターのほとりで」。神話を作っちゃってるんだもん。「古事記」を読んだときと同じ感覚。由来のわからない多くの情報量に圧倒されて、受け止めるしかないあの感じ。こんな実験小説、エンタメではやれないよなあ。