ヒョードル

　ストライクフォースでエメリヤーエンコ・ヒョードルとブレッド・ロジャースが対戦。相手のロジャースはＭＭＡ五戦五勝のパーフェクトレコードを持つ男。ＵＦＣのヘビー級チャンピオンだったアンドレイ・オルロフスキーを22秒で殴り倒している。さすがにヒョードルも分が悪いと思ったのだが、<a href="http://www.youtube.com/watch?v=IkkYkIw5dSc&feature=related">すばらしいファイト</a>。後半の動画だけど。

　日本のPRIDEに同時期に出ていたミルコやノゲイラはＵＦＣではいま一歩。金網で活躍するのは難しい。ＭＭＡはアメリカで大流行で、ヘビーの層も厚くなってきた。アメリカはレスリングとボクシングの国。そういった土台があるから常に新たなファイターが出てきている。また、ＭＭＡは常勝ファイターが出づらいようだ。そうしたなかで、ヒョードルはいろいろな団体を渡り歩きながら無敗。ＵＦＣヘビー級チャンピオンのティム・シルビアも36秒で勝っている。いまのところ、ヒョードルを倒せそうな選手は見当たらない。

　もともとヒョードルはリングスが連れてきたんだよなあ。前田は先見の明があった。かつて日本は総合格闘技のメッカだった。でもいまはソーゴーなんて呼ぶ人も少なくなってきている。いまはＭＭＡ。舞台はアメリカだ。