アラーキー

 昼間ちょいとカメラ友達と写真を撮る。出かけたのは三ノ輪。初めての街。浄閑寺へ行く。新吉原の近く。投げ込み寺だ。その斜め向かいにアラーキーの生家があったと聞いた。なるほどと妙に納得。あちらの世界とこちらの世界を行ったり来たり。生と死に拘泥するのはそのせいなのかと。

 集まった中でのハタチそこそこの女の子は、将来写真で食べて行きたいみたいだ。大変だろうけれど、頑張ってほしいわ。いまの草食系とカテゴライズされる子たちと比べると、野心があって健全な気がする。手の届くものだけ手にして、「フツーに暮らせればいいっス」なんて言っているのを見るとヘドが出る。なんて思ってしまうのはもう自分がオッサンだからなんだろうなあ。

 草食系というカテゴリーにまぎれて、ダメダメなやつらがのさばっている気がするんだけれど気のせいだろうか。「出世興味ないっス」も草食系的発言として取り上げられるが、本当にただやる気のないやつも一緒くたになってんじゃないかと。