『陽だまりの彼女』

 ごはんを食べるときにプロレスを観る習慣をやめたら、もうちょっとマシな人間になるだろうか。今日は小橋の復帰戦を観た。以前の復帰戦よりは体調はよさそうだった。前回、腎臓癌をやって、腎臓がひとつないのによく筋力をつけて復帰したもんだと思ったら、今回は膝と肘にメスを入れたんだっけ? チョップの威力は戻っていた。でも、体全体の瞬発力の衰えがひどい。六十歳のじいさんのような動きだ。それをなんとか筋肉をつけてカバーしているんだろうが瞬発系の筋肉は歳を取るとつかないのだろう。その後、先日日記で触れた拳王とKENTAが闘ったタッグリーグ戦の放送があった。拳王は意外にもKENTAや金丸よりも体が大きいんだな。体も分厚い。そしてKENTAより打撃が速くて威力がある。こりゃあ、すごいぞ! 宝の持ち腐れにならないように。それから思ったのはいつもやりあっているハヤトはたいしたもんだな、と。

 先日、『陽だまりの彼女』を読んだ。そうくるかー、と。ぼくは自分のいるエンタメ系小説の世界は純プロレスだと思ってるのね。総合格闘技やMMAは純文系。となるとエンタメ系であるこちら側の小説は、反則は5秒以内ならありなんだよ。その点、ぼくはまだその反則を使っての試合をしていないんだよね。いま適当に書いてしまえば、死んだ人が生き返るとか、ファンタジーなできごとが起きるとか。いつか使うようになるのかなあ。

 ということで『陽だまりの彼女』に出てきたを。