あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。今年の初夢は、犬と猫にオヤツをあげるものでした。いったいどこまで犬猫にまつわることだらけになるのやら。

 前回の日記で書いた例の問題は、結局、ぼくが頭にきてもう関わらないようにしましょう、とメールを送り、返信があったが読んでいないのでどうなっているのかわからないまま、その後なにも言ってこないので関わらないという主張は受理されたものとして過ごしております。それにしても、いったいなんだったんだろう。

 さて、九日はうちのニャンコが旅立った日。いつもいまごろ谷川俊太郎さんの「ネロ」を写したりしている。


   ネロ
    ――愛された小さな犬に

ネロ
もうじき又夏がやってくる
お前の舌
お前の眼
お前の昼寝姿が
今はっきりと僕の前によみがえる

お前はたった二回程度夏を知っただけだった
僕はもう十八回の夏を知っている
そして今僕は自分のや又自分のでないいろいろの夏を思いだしている
メゾンラフィットの夏
淀の夏
イリアムスバーグ橋の夏
オランの夏
そして僕は考える
人間はいったいもう何回位の夏を知っているのだろうと

ネロ
もうじき又夏がやってくる
しかしそれはお前のいた夏ではない
又別の夏
全く別の夏なのだ

新しい夏がやってくる
そして新しいいろいろのことを僕は知っていく
美しいこと みにくいこと 僕を元気づけてくれるようなこと 僕をかなしくするようなこと
そして僕は質問する
いったい何だろう
いったい何故だろう
いったいどうするべきなのだろうと

ネロ
お前は死んだ
誰にも知れないようにひとりで遠くへ行って
お前の声
お前の感触
お前の気持までもが
今はっきりと僕の前によみがえる

しかしネロ
もうじき又夏がやってくる
新しい無限に広い夏がやってくる
そして
僕はやっぱり歩いてゆくだろう
新しい夏をむかえ 秋をむかえ 冬をむかえ
春をむかえ 更に新しい夏を期待して
すべての新しいことを知るために
そして
すべての僕の質問に自ら答えるために


   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 美しいこと、みにくいこと、ぼくを悲しくするようなこと。いろいろあるよ。自問するよね、いったいなんだろう、いったいなぜだろう、いったいどうするべきなのだろうって。ま、今年はいろいろと答えを出していこうと思う。

 あ、話はまったく変わるのだけれど、本日は新日本プロレスの東京ドームの日でした。船木の試合が面白かったんだよ。永田の膝が強く顔に入って船木がキレてさ。本気で怒りすぎて顔が笑っちゃう人っているでしょう。船木はそうだった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/photo/2012/2012010401/4/13.html
 船木はこの画像のあと、ノーモーションの頭突きを食らわしていた。コワイネー。