あてつけ

 あてつけで、あーなことや、こーんなことを、書かれている。事情を知らない人にはわからないはずだから、まさにぼくに向けてのあてつけ。なんだかさ、もうだんだん楽しくなってきた。イエーイ。

 自分のしたこと言ったことを棚に上げる才能にかけちゃ、小説家って頭抜けてるからなあ(自覚あり)。でも、どうも無自覚な方みたいで本気で自分は正しいと思ってるんだな。いままでも何人かの人を見てきたよ。自分の言い分を通すために都合のいいすり替えをしているうちに自ら信じ込んでしまう人。理論武装までしちゃってさ。けど、土台が間違っているからあっさり瓦解する。それも何人か見てきた。突っつけばバラバラだよ。ま、ぼくは偽コン君たちみたいに急所一突きして出直してこいと突っぱねるほど厳しくないので、結局は放置になるんだけど。だって大人になってからのアイデンティティ・クライシスって面倒じゃん。

 前の彼女のときは電話で本当のことをあれこれ指摘したら、電話の向こうでそばにいる人に「殺して!」と何度も絶叫していた。そのときは笑いながら電話を切ってやったけど。とにかくもういやなんだ。どれだけこっちが正しくても、精神的に有利に立てても、後味が悪すぎる。

 やっぱり前から感じていたんだけれどあの自己中心的で他罰的ってひとつの傾向だもんなあ。ミュンヒハウゼン&代理ミュンヒハウゼンの病理を百倍くらい薄めたものも感じるし。ま、それって誰にでもあることなんだろうけど。ともかく、関わっちゃダメ。絶対。