台風

 どーんと台風がやってきて、街は大荒れだった。ラッキーだったのは犬の散歩時間から、ずれていたこと。本当に大変なんだ、台風の日の散歩は。

 おとなしく書く。小説を書くのって楽しいんだよね。10年たってまたそこにぐるっと戻ってきた。好きだからやってるんだし、好きなことを書く。小難しいことはちゃんと考えたりもするけどさ、結局手を動かさなきゃダメだってことなんだろう。

 そういえば、ぼくが揉めた後輩の小説家さんのことは、もうみんな終わりになりそうだ。とうとうもうひとりの後輩さんにもおかしなメールを送りつけるようになり、絶交したらしい。全部言いがかり。被害妄想なんじゃないだろうか。カウンセリングだけじゃなくて、ちゃんとみてもらったほうがいいのかもいしれない。
 どうしてああいう人は自分のことを棚に上げ、人を罵るようになるんだろう。勝手に落ちていってしまうんだろう。こういうことが起きると、フジタ君のことを思い出す。「自分にも悪いところがあった」と少しでも認めてくれれば、深い溝はできなくて済んだはずなのに。でも、本当に自分が悪いとは思っていないんだろうな。だから、周囲が悪くなってしまう。好きになった人でさえ憎くて蹴飛ばしてしまう。
 今回、mixiでのやり取りやメールの文章を引用しながら、あなたは社会性がないとか、幼稚なことをされたとか、自分は排除されたとか言ってきたらしい。逆恨みだ。フジタ君のときもそうだった。悪いのはほかの誰か。こういう場合、病識がないことが多いし、気づけないので、本当はそばにいる人がなんとかしてあげたほうがいいんだけど。