トラウマなんて

 献本してもらった本を読む。それはその書き手さんが幼少期を海外で過ごし、しかもその国が途上国ゆえにトラウマを残し、大人になってから女性と関係を結べないというものだった。でもさ、アジアでも南米でもアフリカでもどこでもいいけどさ、そこで暮らしたからと言って大人になって女性と関係を結べないというのは飛躍というものでは。書き手として自分の体験を物語に生かしたいのはわかるのだけれど、意外とそれは難しい。たぶん、歌詞もそうなんだろう。自分の体験はモチーフやモチベーションにはなるけれどもそのものを書いたら作品にならない。本当のことをフィクションに生かすのは難しい。ズレが生じるのだけれど本人にはそのトラウマ的なものが大きいので、ズレに気づけないのだ。

 はてさて、交流戦パ・リーグが強くて敵わない。阪神と広島は頑張っているほうだ。巨人は悲惨極まりない(笑)