ギャラリー再び。

 日本橋のギャラリーへ再び。着彩されており、印象としてまったく違う絵が出来上がっていた。本日はいつも写真を撮っている子を案内。彼女は美大出身で油絵をやっていたので興味があったらしい。絵をずっと描いてきた子と、実際に画家になる子の差ってどこにあるんだろうねえ。大学で絵を専攻している子たちがすべて画家になれるわけではない、といったふうなモデルが小説にはないわけだからさ。全国の大学で小説を専攻していて、そのひとにぎりが小説家になれる、というのとは違う。ちょっとした断絶がある。けど、画家はないわけじゃない。大学でやっていたことのもろに延長したところに画家という立場があるわけでさ。

 遅れて地元カフェなどで歌っている女の子もやってくる。カメラ友達は晩ごはんを作るために帰宅。で、残ったぼくらでなぜか個展のクローズドパーティーに参加してしまう。これがまた面白かった。やってくる画家さん、彫刻家さんたちとお話。日本では美術品を買って、若い人が育つといった土壌が無いので、みんな海外に出て行くらしい。ヨーロッパも多いけれど、台湾などでも請われて行くそうな。